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↑笑ゥせぇるすまん第七十五話のリンクです。（期間限定）
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笑ゥせぇるすまん（2） （中公文庫コミック版） [ 藤子不二雄A ]
- 最後の審判がよく分かる
- 最後の審判のキーワードに惑わされなくなる
- 最後の審判の読み方の幅が広がる
最後の審判のデータ
生命の木：ホド（水星）とマルクト（地球）を繋ぐパス３１
ヘブライ文字：シン（歯）
占星術対応：火
ブログの補足情報
赤字は・・・ポジティブな側面
青字は・・・ネガティブな側面
最後の審判 1. 「現実世界は知ってることだらけ！？」逆位置
彼女は現実の物事をとにかく分けたい性格
その性格のおかげで、健康になる事や美を保つ方法をいくつも知っていた
同時に彼女は潔癖症で、手を繋ぐこと、キスをする事、男性と付き合うことは知らなかった
ある日の仕事帰りに知らない男達に囲まれてしまう
そんな中、そんなに身なりが綺麗ではない見知らぬ男が彼女を抱き抱えて逃げる
期せずして彼女はお姫様抱っこされて、お姫様抱っこされる嬉しさを知る
現実には自分の分からない事がまだまだあるんだなと思う
最後の審判 2.「知らない事が増えていく」逆位置
その晩、特製の湯船に浸かりながら
助けてくれた男のことを考える
少し知りたくなる
その内に、過去のお見合いのことを思い出す
自分のことはよく分かるけど、相手のことはよく分からない
そんな理由で断ってきた
意識が現実に戻り
分からないことを考えるより、分かることを優先！と
「睡眠不足は美の敵」と言いながら、分かっている事に意識を向け、眠りにつく
ある日、電車の中で以前助けてくれた男と偶然出会う
それきっかけで、彼の行きつけの店に食事をしに行く
そこは彼女の知らない世界だった
男は彼女の残した料理を食べる
（暗に男は彼女の世界に侵略してくる存在。つまりは彼女の世界を変えてくれる存在を示唆している）
その夜、彼女は初めて手を繋ぐ喜びを知る
〜男と過ごす時間を経て、彼女は男の影響を受けていく〜
極度の潔癖症だったがその程度が弱まってくる
別に彼女の体が過敏なのではなく
なんでも分からないと気が済まないという彼女の異常な意識が
彼女を潔癖にしていたのである
最後の審判 3.「天使の呼びかけに気づかない」逆位置
二人の仲も深まり、男は彼女にキスを迫る
彼の口が間近に迫ったところで、キスを知らない彼女は彼を突き飛ばしてしまう
どう対処して良いのか分からない彼女は、またしても分からない事から逃げ出す
この機会が「天使から彼女への呼びかけ」だったのにも関わらず
彼女は耳を塞いで、その呼びかけを聴かないという選択をした
その瞬間、彼と居ることでしか味わえない喜び、健康以外にも興味を持っている違う私という
自分の人生に眠っていたあらゆる可能性を完全に否定してしまう
彼女は未知のなる喜びよりも、既知の安心感を優先してしまう
今後、彼女の世界はすべて知っていることで構築されていくだろう
知らないことは全くない世界
未知の新しい出会いも
サプライズもない
分かりきった世界
自分の頭で想像、理解できることだけの世界
許容できることで埋め尽くされた世界
最後の彼女の姿は全てのモノを切り離したことを意味するのかも知れない・・・
最後の審判のまとめ. 「眠っていたモノが目覚められなかった」
最後の審判は眠っていたモノが蘇るカードだが、
この回では目覚めることはなかった…..
例えば、計算問題とか仕事のやり方とか生きているといろんな場面で頭を使って
分からない事を分かっていく作業が求められる
特に仕事になると、色んなことを分かる状態にした方が良いので
論理的に考えられる人が大成していく
そして、そのように大成する人は
ここまでなら分かる。ここからは分からない。と
しっかり線引きができる
しかし、その線引きをうまく作ることが出来ない人は
なんでも分かれば良いと思い、分からない事を過剰に不安がる
今回の彼女も将来一人なのを不安に思い
健康や一人で楽しむ方法を分かる状態にしてきたのだろう
しかし、それを追求するがあまり却って、分からない事への耐性を培わないまま
分かる事＝正しいと思ってしまって、今日に至ってしまった
彼女が望んでいるかどうかは、分からないが
目の前の現実を”変える”ためには
彼女の世界を分かろう、知ろうと思うその思考回路を
一旦、焼き尽くさなければならない
そうなって、ようやく彼女の眠っていた可能性が蘇るかもしれない
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